ここでは、メディアに関する様々なな知識についてみていきます。

メディアの種類

表現メディア:情報を表現するメディア
  写真、動画、文字、イラストなど

記録メディア:情報を記録(蓄積)するメディア
  SDカード、クラウドストレージ、メモ帳、手帳など

伝達メディア:情報を伝達するメディア
  テレビ、書籍、手紙、電波、電線、光ファイバー

一般に情報は、
表現メディア → 記録メディア → 伝達メディア の順で伝わると言えます。

メディアリテラシー

 メディアを介して伝達される情報は、すべてが正しいものであるとは言い切れません。そのような珠玉混交とも言える情報を正しく読み解く能力のことを「メディアリテラシー」と言います。ちなみに英語である「リテラシー(literacy)」には、「読み書きの能力」という意味があります。

 「メディアリテラシー」を獲得するためには、まず「情報の検証」を行う必要があります。これは、対象とする情報の真偽を正しく判断する行為です。

その「情報の検証」を行う際に大切なことに情報の出所(情報源)がどこか?という事があります。おそらく経験的に、自分自身が得た情報は信頼でき、どこからともなく流れてきた噂は、簡単には信頼できないということがあるのではないでしょうか?

そのように情報には、出所で分類することができ、以下のようになります。
一次情報:自分自身の調査や研究、経験などで得た情報
二次情報:他者の一次情報を、直接または特定の複数人を介して得た情報
三次情報:出所が分からない情報

 一般的に、情報の多くは「二次情報」であると言えます。自分自身が経験した知識とも言える「一次情報」よりも「二次情報」は自身にとっての信頼度は低下しますが、自分自身で得ることのできる経験には限界がありますよね。

また「情報の検証」では、情報そのものの真偽を評価する必要があります。その際に大事なのは「クロスチェック」を行うことです。
「クロスチェック」とは、2つ以上の異なる方法や観点からチェックする方法です。チェックする人を2人以上にしたり、複数の情報源から得た情報を比較したりすることがそれにあたります。ちなみに「ダブルチェック」という方法もありますが、これは同じやり方で2回チェックする方法であり、これは「クロスチェック」よりも信頼度では劣ります。チェックのやり方が同じであれば、やり方に問題があった場合はうまくいきませんよね。

 「メディアリテラシー」はそれを持つかどうかで格差が生まれることがあります。インターネット内にある珠玉混交の情報から必要な情報を取り出せる人とそうでない人には、知識や機会さらには貧富などに格差が生じてしまう可能性があるのですね。これを「デジタルデバイド」と呼びます。