「ソフトウェア」はコンピュータ(ハードウェア)に対して命令をだすためのプログラムです。ここではその「ソフトウェア」についてみていきます。
ソフトウェアの種類
「ソフトウェア」は、次の3種類に大別されます。
・基本ソフトウェア(オペレーティングシステム(OS)など)
・ミドルウェア(Webサーバーなど)
・応用ソフトウェア(アプリケーション)(表計算ソフト(エクセル)など)
上記をの関係を「ハードウェア」および「ユーザー」を含めて図示すると以下のようになります。
「ユーザー」は「アプリケーション」を使用して、何らかの作業などを行いますが、直接のアクセス先は基本的に「OS」です。
また、OSの例を挙げると以下のようなものがあります。
・Windows
・MacOS
・Linux
・Android
・iOS
そして、その「OS」がハードウェアを管理・制御します。
また「OS」は「ミドルウェア」を介して「アプリケーション」も管理・制御しています。
以下に、「OS」の機能についてもう少し詳しくみていきます。
OSの機能
「OS」の機能、役割については以下のようなものがあります。
・ファイル・ディレクトリ管理
OSにおける「ファイル」とは、OSがデータを管理する単位のことです。例えば「Windows OS」においては、ファイルは拡張子によってその種類が区別されています。画像ファイルであれば「. jpg」や「. png」、テキストファイルなどでは「. txt」また音楽ファイルでは「. mp3」などとファイル名の後に拡張子が付されます。
また「ディレクトリ」は、「フォルダ」とも呼ばれ、ファイルを管理しやすいように格納する箱のことです。ディレクトリはその内部に子ディレクトリを作成することで、階層構造を作ることができます。
・タスク管理
「タスク」とは、プログラムの実行処理を単位ごとに分割したものです。OSはタスク単位でCPUに処理を命令し、その際に割り当てなどを管理します。
・主記憶装置(メモリ)の管理
各ソフトウェアが使う「メモリ」の割り当てを管理します。
・入出力デバイス管理
「キーボード」や「マウス」などの入力機器、また「プリンタ」や「モニタ」などの出力機器などのハードウェアデバイスの管理を行います。
・ユーザー管理
「ユーザーアカウント」を作成し、コンピュータの利用者を管理します(セキュリティ機能)。最近のOSでは複数のユーザーアカウントを登録することができます。