まいにち診断士 2022/06/06

【2次試験対策】

本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。

「アシックス」と「ミズノ」の自己資本比率を計算してみます。

問題

「アシックス」と「ミズノ」の 2021年度および2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「総資産」、「純資産」、「非支配株主持分」および「新株予約権」は以下のとおりであった。

(アシックス)総資産:345,773(百万円)、純資産:146,537(百万円)、非支配株主持分:143(百万円)、新株予約権:313(百万円)
(ミズノ)総資産:157,137(百万円)、純資産:104,174(百万円)、非支配株主持分:393(百万円)、新株予約権:-

上記条件内で「自己資本比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。

答え

(アシックス)(146,537 – 143 – 313)/345,773 x 100 ≒ 42.25(%)

(ミズノ)(104,174 – 393)/157,137 x 100 ≒ 66.04(%)

よって「ミズノ」の方が「自己資本比率」のみから見た場合、その値が高いため、安全性が高い。

今回は「自己資本」を算出する必要がありました。
すなわち、
自己資本 = 純資産 ー 非支配株主持分 ー 新株予約権 です。

自己資本に「非支配株主持分」と「新株予約権」は含まないことに注意しましょう。

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