まいにち診断士 2022/08/10

【2次試験対策】

本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。

石油業界から「ENEOSホールディングス」と「出光興産」の売上高売上原価率を計算してみます。

問題

「ENEOSホールディングス」と「出光興産」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「売上原価」は以下のとおりであった。

(ENEOSホールディングス)
売上高:10,921,759(百万円)
売上原価:9,339,403(百万円)

(出光興産)
売上高:6,686,761(百万円)
売上原価:5,802,585(百万円)

上記条件内で「売上高売上原価率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。

答え

(ENEOSホールディングス)9,339,403/ 10,921,759 x 100 ≒ 85.51(%)

(出光興産)5,802,585/6,686,761 x 100 ≒  86.78(%)

よって「ENEOSホールディングス」の方が「売上高売上原価率」のみから見た場合、その値が低いため、収益性が高い。
といっても、大きな差はありませんね。

ちなみに、
売上高売上原価率 + 売上高総利益率(粗利益率)= 100% となるので、

「売上高総利益率」については、それぞれ以下のようになりますね。

(ENEOSホールディングス)100(%) ー 85.51(%) = 14.49(%)
(セイコーHD)100(%) ー 58.22(%) = 13.22(%)

改めて、「売上原価率」が低い方が、「粗利益率」が高くなるため良いということが分かります。

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