まいにち診断士 2022/08/20

【2次試験対策】

本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。

石油業界から「ENEOSホールディングス」と「出光興産」の負債比率を計算してみます。

問題

「ENEOSホールディングス」と「出光興産」の 2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「流動負債」、「固定負債」および「自己資本」は以下のとおりであった。

(ENEOSホールディングス)
流動負債:3,283,008(百万円)
固定負債:3,131,132(百万円)
自己資本:2,860,797(百万円)

(出光興産)
流動負債:2,061,273(百万円)
固定負債:1,103,397(百万円)
自己資本:1,412,102(百万円)

上記条件内で「負債比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。




答え

(ENEOSホールディングス)(3,283,008 + 3,131,132)/ 2,860,797 x 100 ≒ 224.21(%)
(出光興産)(2,061,273 + 1,103,397)/ 1,412,102 x 100 ≒ 224.11(%)

よって「出光興産」の方が「負債比率」のみから見た場合、その値が低い(負債の返済余力が高い)ため、安全性が高い。
と言っても、びっくりする程ほとんど同じですね。

負債比率(%) = 負債 ÷ 自己資本 × 100 です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です