まいにち診断士 2022/09/26

【2次試験対策】

本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。

宅配便業界から「ヤマトホールディングス(ヤマト運輸)」と「SGホールディングス(佐川急便)」の売上高総利益率を計算してみます。

問題

「ヤマトホールディングス(ヤマト運輸)」と「SGホールディングス(佐川急便)」の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「売上総利益」は以下のとおりであった。

(ヤマトホールディングス:2022年3月)
売上高:1,793,618(百万円)
売上総利益:139,532(百万円)

(SGホールディングス:2022年3月)
売上高:1,588,375(百万円)
売上総利益:212,090(百万円)

上記条件内で「売上高総利益率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。

答え

(ヤマトホールディングス)
139,532/ 1,793,618 x 100 ≒ 7.78(%)

(SGホールディングス)
212,090/1,588,375 x 100 ≒  13.35(%)

よって「SGホールディングス」の方が「売上高総利益率」のみから見た場合、その値が高いため、収益性が高い。

ちなみに、
売上高売上原価率 + 売上高総利益率(粗利率)= 100% となるので、

「売上高売上原価率」については、それぞれ以下のようになりますね。

(ヤマトホールディングス)92.22(%)
(SGホールディングス)86.65(%)

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