まいにち診断士 2022/10/03

【2次試験対策】

本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。

宅配便業界から「ヤマトホールディングス(ヤマト運輸)」と「SGホールディングス(佐川急便)」の固定比率を計算してみます。

問題

「ヤマトホールディングス(ヤマト運輸)」と「SGホールディングス(佐川急便)」の有価証券報告書によれば、それぞれの「固定資産」および「自己資本」は以下のとおりであった。

(ヤマトホールディングス:2022年3月)
固定資産:606,010(百万円)
自己資本:590,543(百万円)

(SGホールディングス:2022年3月)
固定資産:532,106(百万円)
自己資本:496,342(百万円)

上記条件内で「固定比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。

答え

(ヤマトホールディングス)
606,010 / 590,543 x 100 ≒ 102.62(%)

(SGホールディングス)
532,106 /496,342 x 100 ≒ 107.21(%)


よって「ヤマトホールディングス」の方が「固定比率」のみから見た場合、その値が低いため、安全性が高い。

それほど大きな差がある訳ではなさそうですね。

長期的に渡って使用される固定資産は、できるだけ返済の必要のない自社の資金(自己資本)で調達することが望ましいとされています。
よって固定比率が低い方が経営の安全性につながります。

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