情報関係基礎 過去問解説 2023年 第1問 問1 a
(問1)a
IP(Internet Protocol)アドレスについての知識を問う問題です。 → 覚えましょう
===(この問題を解くために必要な知識) ============================
・IPv4 は、8 bit:8 bit :8 bit:8 bit で表記される。
・8 bit では 28個の数を表すことができる
・指数計算では、Xa / Xb = X(a-b) となる。
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IPv4:32 bit で構成されます。
→ その構成は 8 bit:8 bit :8 bit:8 bit となります。
8 bit が 4つあるので 合計 32 bit の構成ですね。
→また、8 bit というのは「2の8乗までの数値を表す」という意味です。
よって 8bit で表現できる数を10進数で表すと 0 〜 255 となり、256個(= 28個)の数となります。
ですので、IPv4 の表記は その範囲内の数(0〜255)が 4つならんだもの((例)192. 0. 2. 23)のようになります。
→ また理論上利用可能なアドレスの数は、32 bit 構成であることから、そのまま232個となりますね。
IPv6:128 bit で構成されます。
→ その構成は 16 bit:16 bit :16 bit:16 bit :16 bit :16 bit:16 bit :16 bit となります。
16 bit が 8つあるので 合計 128 bit の構成ですね。
→よって、IPv6 で理論上利用可能なアドレスの数は、128 bit 構成であることから、そのまま2128個となります。
IPv6 と IPv4 で利用可能なアドレスの数を比較すると、
2128 / 264 ですので、これは指数計算をすれば簡単で 2(128 – 64) = 296 倍 IPv6 の方が大きい ということになります。