情報関係基礎 過去問解説 2023年 第2問 問2
問2
「データ通信」において,受信したデータに誤りがないか確認する方法の一つである「パリティチェック」についての問題です。
問題文中にあるルールを確認すると、
・暗号文中の♡の数が偶数 → ♡を文末に加える
・暗号文中の♡の数が奇数 → ♠︎を文末に加える
となっています。
以上より、♡の数が結果的に奇数になることが分かります。
すなわち、まず♡の数が奇数の場合は、♡の数は変わらないので、当たり前ですが奇数。一方で、♡の数が偶数の場合は+1されるので、結局奇数になりますね(例えば♡が2個ならば+1されて3個、♡が6個ならば+1されて7個です)。
また、この♡の数が奇数になるというルールが決まってしまえば、1文字だけが♬になった場合に、そのルールに従えば良いだけなので、
♡の数が偶数のものが来たら、合計の♡の数は奇数でなくてなならないので、♬は♡となることが分かります。
最後にある、「♠︎♡♠︎♠︎♬♬♡♠︎」のように、♬が2つになってしまうと、
♡の数を奇数にするには、「♬♬」のどちらか一方だけが♡となるので、「♡♠︎」と「♠︎♡」のどちらが正しいかを判断することはできなくなりますね。