まいにち診断士 2021/12/23

【2次試験対策】

本日も、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。

「トヨタ自動車」と「本田技研工業」の固定長期適合率を計算してみます。

問題

 「トヨタ自動車」と「本田技研工業」の2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「固定資産」、「固定負債」および「純資産」は以下のとおりであった。

(トヨタ自動車)固定資産:39兆4903億円、固定負債:16兆5183億円、純資産:24兆2883億円
(本田技研工業)固定資産:14兆3419億円、固定負債:6兆8327億円、純資産:9兆3728億円

上記条件内で「固定長期適合率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。







答え

(トヨタ自動車)39.4903/ (1.6.5183 + 24.2883) x 100 ≒ 96.77(%)

(本田技研工業)14.3419/ (6.8327 + 9.3728) x 100 ≒ 88.50(%)

よって「本田技研工業」の方が「固定長期適合率」のみから見た場合、その値が低いため安全性が高い。

算出は、以下の式を使用します。

固定長期適合率(%) = 固定資産 ÷ (自己資本+固定負債)x 100

また、この固定長期適合率は、
もし100%を超える場合は、固定資産(1年以上保有)の調達に流動負債(1年以内に返済)まで当てている状態のため、低いほうが良いと覚えましょう。

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