まいにち診断士 2022/01/30
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
「日清食品 HD」と「東洋水産」の売上高売上原価率を計算してみます。
問題
「日清食品 HD」と「東洋水産」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「売上原価」は以下のとおりであった。
(日清食品 HD)売上高:5061億700万円、売上原価:3243億5000万円
(東洋水産)売上高:4175億1100万円、売上原価:2522億6100万円
上記条件内で「売上高売上原価率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。
答え
(日清食品 HD)3243.5 / 5061.07 x 100 ≒ 64.09(%)
(東洋水産)2522.61/4175.11 x 100 ≒ 60.42(%)
よって「東洋水産」の方が「売上高売上原価率」のみから見た場合、その値が低いため、収益性が高い。
ちなみに、昨日の問題で計算した、それぞれの「売上高総利益率」は次のとおりでした。
(日清食品 HD)35.91(%)(東洋水産)39.58(%)
売上高総利益率 + 売上高売上原価率 = 100(%) となる関係がありますので、一応確認しておきます。
(日清食品 HD)35.91(%)+ 64.09(%)= 100(%)
(東洋水産)39.58(%)+ 60.42(%)= 100(%)
どちらもきちんと100%になっていますね。