まいにち診断士 2022/02/14
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「効率性分析」です。
「武田薬品工業」と「アステラス製薬」の有形固定資産回転率を計算してみます。
問題
「武田薬品工業」と「アステラス製薬」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」、「有形固定資産」は以下のとおりであった。なお、「有形固定資産」は期首と期末の平均値である。
(武田薬品工業)売上高:3兆1978億円、有形固定資産:1兆4201億円
(アステラス製薬)売上高:1兆2495億円、有形固定資産:2666億円
上記条件内で「有形固定資産回転率」を計算し、その値のみで、どちらの効率性が高いか判断せよ。
答え
(武田薬品工業)31978 / 14201 ≒ 2.25(回)
(アステラス製薬)12495 / 2666 ≒ 4.69(回)
よって「アステラス製薬」の方が「有形固定資産回転率」のみから見た場合、その値が高いため、効率性が高い。
今回は「建設仮勘定」についての記述がありませんが、ある場合は「有形固定資産」からその値を除いて計算します。