まいにち診断士 2022/05/13

【2次試験対策】

本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。

「日本郵船」と「商船三井」の売上高売上原価率を計算してみます。

問題

「日本郵船」と「商船三井」の2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「売上原価」は以下のとおりであった。

(日本郵船)売上高:1,608,414(百万円)、売上原価:1,375,232(百万円)
(商船三井)売上高:991,426(百万円)、売上原価:911,055(百万円)

上記条件内で「売上高売上原価率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。


答え

(日本郵船)1,375,232 / 1,608,414 x 100 ≒ 85.50(%)

(商船三井)911,055/991,426 x 100 ≒. 91.89(%)

よって「日本郵船」の方が「売上高売上原価率」のみから見た場合、その値が低いため、収益性が高い。

ちなみに、
売上高売上原価率 + 売上高総利益率(粗利率)= 100% となるので、

「売上高総利益率」については、それぞれ以下のようになりますね。

(日本郵船)14.50(%)
(商船三井)8.11(%)

さらに、昨日計算した「売上高販管費率」については以下のとおりでした。

(日本郵船)10.05(%)
(商船三井)8.64(%)

よって「日本郵船」については、「売上高総利益率」を「売上高販管費率」が上回っているため営業利益が赤字となることがわかりますね。
一昨日計算した売上高営業利益率については以下のとおりです。
(日本郵船) 4.45(%)
(商船三井)-0.53(%)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です