まいにち診断士 2022/06/24
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
ドラッグストア業界から「ウエルシアHD」と「ツルハHD」の売上高売上原価率を計算してみます。
問題
ウエルシアHD」と「ツルハHD」の2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「売上原価」は以下のとおりであった。
(ウエルシアHD)
売上高:949,652(百万円)
売上原価:653,607(百万円)
(ツルハHD)
売上高:919,303(百万円)
売上原価:652,581(百万円)
上記条件内で「売上高売上原価率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。
答え
(ウエルシアHD)653,607/ 949,652 x 100 ≒ 68.83(%)
(ツルハHD)652,581/919,303 x 100 ≒ 70.99(%)
よって「ウエルシアHD」の方が「売上高売上原価率」のみから見た場合、その値が低いため、収益性が高い。
ちなみに、
売上高売上原価率 + 売上高総利益率(粗利率)= 100% となるので、
「売上高総利益率」については、それぞれ以下のようになりますね。
(ウエルシアHD)31.17(%)
(ツルハHD)29.01(%)
改めて、「売上原価率」が低い方が、「粗利益率」が高くなるので良いということが分かります。