まいにち診断士 2022/10/01
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
宅配便業界から「ヤマトホールディングス(ヤマト運輸)」と「SGホールディングス(佐川急便)」の流動比率を計算してみます。
問題
「ヤマトホールディングス(ヤマト運輸)」と「SGホールディングス(佐川急便)」の有価証券報告書によれば、それぞれの「流動資産」と「流動負債」は以下のとおりであった。
(ヤマトホールディングス:2022年3月)
流動資産:480,844(百万円)
流動負債:352,807(百万円)
(SGホールディングス:2022年3月)
流動資産:389,686(百万円)
流動負債:277,854(百万円)
上記条件内で「流動比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(ヤマトホールディングス)
480,844/352,807 x 100 ≒ 136.29(%)
(SGホールディングス)
389,686/277,854 x 100 ≒ 140.25(%)
よって「SGホールディングス」の方が「流動比率」のみから見た場合、その値が高い( ≒ 短期的な支払い能力が高い)ため安全性が高い。