まいにち診断士 2022/11/04
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
回転ずし業界から「スシロー(FOOD & LIFE COMPANIES)」と「くら寿司」の当座比率を計算してみます。
問題
「スシロー」と「くら寿司」の有価証券報告書によれば、それぞれの「当座資産」および「流動負債」は以下のとおりであった。
(スシロー:2021年9月)
当座資産:44,371(百万円)
流動負債:59,860(百万円)
(くら寿司:2021年10月)
当座資産:22,302(百万円)
流動負債:23,195(百万円)
上記条件内で「当座比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いかを判断せよ。
答え
(スシロー)44,371 / 59,860 x 100 ≒ 74.12(%)
(くら寿司)22,302 / 23,195 x 100 ≒ 96.15(%)
よって「くら寿司」の方が「当座比率」のみから見た場合、その値が高い( ≒ 借入の返済に十分な資金が用意されている)ため安全性が高い。
「当座比率」= 「当座資産(流動資産の中でも「現金」や「短期間で容易に現金化できる資産」)」 ÷ 「流動負債」 × 100 です。