まいにち診断士 2022/11/15
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
ファストフード業界から「日本マクドナルドHD」と「日本KFCHD」の売上高営業利益率を計算してみます。
問題
「日本マクドナルド HD(以下 マクドナルド)」と「日本KFC HD(以下 ケンタッキー)」の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「営業利益」は以下のとおりであった。
(マクドナルド:2021年12月)
売上高:317,695(百万円)
営業利益:34,518(百万円)
(ケンタッキー:2022年3月)
売上高:97,520(百万円)
営業利益:6,106(百万円)
上記条件内で「売上高営業利益率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。
答え
(マクドナルド)
34,518/317,695 x 100
≒ 10.87(%)
(ケンタッキー)
6,106/97,520 x 100
≒ 6.26(%)
よって「マクドナルド」の方が「売上高営業利益率」のみから見た場合、その値が高いため、収益性が高い。
ちなみに、前に計算した「売上高総利益率」は以下のようになっていました。
(マクドナルド)19.97(%)
(ケンタッキー)41.95(%)
よって「マクドナルド」は、販管費が「ケンタッキー」と比較して低い割合に抑えられていることが窺えますね。