まいにち診断士 2021/12/08
【2次試験対策】
本日は、損益分岐点売上高の計算問題で、過去問 (R2 事例Ⅳ 第2問 設問1)です。
問題
ステーキ店の損益分岐点を以下の条件のもとで計算せよ。
(条件)
・当期の売上高は 60 百万円
・当期の変動費は 39 百万円
・当期の固定費は 28 百万円
・変動費率は、売上高 70 百万円までは当期の水準と変わらない
・変動費率は、70 百万円を超えた分については 60 %になる
・固定費は売上高にかかわらず一定である。
答え
・限界利益(売上高70百万円まで)
1 ー (39/60)= 0.35
・限界利益(売上高70百万円超え)
1 ー 0.6 = 0.4
・損益分岐点売上高(S)
70 x 0.35 + (S ー 70)x 0.4 = 28
よって
S = 78.75(百万円)
この問題の基本は、
損益分岐点売上高が、固定費分をちょうどカバーできる限界利益(売上高と変動費の差)が生じる売上高である
ことです。
よって
限界利益 = 固定費 となる売上高を計算すれば良いですね。
その上でこの問題は、
限界利益について
70(百万円)以下と、70(百万円)超えについて分けて考えなければいけないという、部分がポイントでした。