まいにち診断士 2022/04/10
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「効率性分析」です。
「積水ハウス」と「大和ハウス工業」の有形固定資産回転率を計算してみます。
問題
「積水ハウス」と「大和ハウス工業」の2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」、「有形固定資産」は以下のとおりであった。なお、「有形固定資産」は期首と期末の平均値である。
(積水ハウス)売上高:2,446,904(百万円)、有形固定資産:487,583(百万円)
(大和ハウス工業)売上高:4,126,769(百万円)、有形固定資産:1,639,808(百万円)
上記条件内で「有形固定資産回転率」を計算し、その値のみで、どちらの効率性が高いか判断せよ。
答え
(積水ハウス)2,446,904/487,583 ≒ 5.02(回)
(大和ハウス工業)4,126,769/1,639,808 ≒ 2.52(回)
よって「積水ハウス」の方が「有形固定資産回転率」のみから見た場合、その値が高いため、効率性が高い。
保有する有形資産の違いが大きいために、有形固定資産回転率も大きく違っていますね。
また、今回は「建設仮勘定」についての記述がありませんが、ある場合は「有形固定資産」からその値を除いて計算します。