まいにち診断士 2022/04/20
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
「凸版印刷」と「大日本印刷」の自己資本比率を計算してみます。
問題
「凸版印刷」と「大日本印刷」の 2019年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「総資産」、「純資産」および 純資産中の「非支配株主持分」は以下のとおりであった。
(凸版印刷)総資産:2,143,454(百万円)、純資産:1,310,232(百万円)、非支配株主持分:127,605(百万円)
(大日本印刷)総資産:1,721,724(百万円)、純資産:968,574(百万円)、非支配株主持分:52,794(百万円)
上記条件内で「自己資本比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(凸版印刷)(1,310,232 ー 127,605)/ 2,143,454 x 100 ≒ 55.17(%)
(大日本印刷)(968,574 ー 52,794)/1,721,724 x 100 ≒ 53.19(%)
よって「凸版印刷」の方が「自己資本比率」のみから見た場合、その値が高いため、安全性が高い。
といってもほぼ同じと言えそうですね。
また、非支配株主持分は自己資本に含まれないことに注意しましょう。