まいにち診断士 2022/04/21
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
「凸版印刷」と「大日本印刷」の総資本経常利益率を計算してみます。
問題
「凸版印刷」と「大日本印刷」の2019年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「総資産」および「経常利益」は以下のとおりであった。
(凸版印刷)総資産:2,143,454(百万円)、経常利益:66,719(百万円)
(大日本印刷)総資産:1,721,724(百万円)、経常利益:63,786(百万円)
上記条件内で「総資本経常利益率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いかを判断せよ。
答え
(凸版印刷)66,719/ 2,143,454 x 100 ≒ 3.11(%)
(大日本印刷)63,786/ 1,721,724 x 100 ≒ 3.70(%)
よって「大日本印刷」の方が「総資本経常利益率」のみから見た場合、その値が高いため収益性が高い。
※分母の総資産は、期首と期末の平均値を用いる場合がありますが、今回は期末のみで計算しています。