まいにち診断士 2022/05/06
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
「リンナイ」と「ノーリツ」の売上高販管費率を計算してみます。
問題
「リンナイ」と「ノーリツ」の2019年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」と「販売費及び一般管理費」は以下のとおりであった。
(リンナイ)売上高:340,460(百万円)、販売費及び一般管理費:78,153(百万円)
(ノーリツ)売上高:208,396(百万円)、販売費及び一般管理費:61,766(百万円)
「売上高販管費率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。
答え
(リンナイ)78,153 / 340,460 x 100 ≒ 22.96(%)
(ノーリツ)61,766 / 208,396 x 100 ≒ 29.64(%)
よって「リンナイ」の方が「売上高販管費率」のみから見た場合、その値が低いため、収益性が高い。
ちなみに、一昨日計算した「売上高営業利益率」は以下のとおりで、差がありました。
(リンナイ)10.11(%)
(ノーリツ)1.29(%)
これと比較すれば、「売上高販管費率」の差は小さいと言えそうですね。