まいにち診断士 2022/05/12
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
「日本郵船」と「商船三井」の売上高販管費率を計算してみます。
問題
「日本郵船」と「商船三井」の2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」と「販売費及び一般管理費」は以下のとおりであった。
(日本郵船)売上高:1,608,414(百万円)、販売費及び一般管理費:161,644(百万円)
(商船三井)売上高:991,426(百万円)、販売費及び一般管理費:85,674(百万円)
「売上高販管費率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。
答え
(日本郵船)161,644 / 1,608,414 x 100 ≒ 10.05(%)
(商船三井)85,674 / 991,426 x 100 ≒ 8.64(%)
よって「商船三井」の方が「売上高販管費率」のみから見た場合、その値が低いため、収益性が高い。
ちなみに、昨日計算した売上高営業利益率については以下のようになっていました。
(日本郵船) 4.45(%)
(商船三井)-0.53(%)
よって、販売費及び一般管理費が「商船三井」の営業利益利率に与えた影響は低いと言えそうですね。