まいにち診断士 2022/05/14

【２次試験対策】

本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。


「日本郵船」と「商船三井」の売上高経常利益率を計算してみます。

問題

「日本郵船」と「商船三井」の2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「経常利益」は以下のとおりであった。

（日本郵船）売上高：1,608,414（百万円）、経常利益：215,336（百万円）

（商船三井）売上高：991,426（百万円）、経常利益：133,604（百万円）

上記条件内で「売上高経常利益率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。

答え

（日本郵船）215,336／1,608,414 x 100 ≒　13.39（%）

（商船三井）133,604／991,426 x 100 ≒　13.48（%）

よって「商船三井」の方が「売上高経常利益率」のみから見た場合、その値が高いため、収益性が高い。

ちなみに、以前に計算した売上高営業利益率については以下のようになっていました。

（日本郵船） 4.45（%）

（商船三井）-0.53（%）

よって「商船三井」については本業以外での収益が多かったことがわかりますね。