まいにち診断士 2021/12/24

【2次試験対策】

本日も、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。

「トヨタ自動車」と「本田技研工業」の負債比率を計算してみます。

問題

 「トヨタ自動車」と「本田技研工業」の2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「流動負債」、「固定負債」および「純資産」は以下のとおりであった。

(トヨタ自動車)流動負債:21兆4604億円、固定負債:16兆5183億円、純資産:24兆2883億円
(本田技研工業)流動負債:5兆7154億円、固定負債:6兆8327億円、純資産:9兆3728億円

上記条件内で「負債比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。






答え

(トヨタ自動車)(21.4604 + 16.5183)/ 24.2883 x 100 ≒ 156.37(%)

(本田技研工業)(5.7154 + 6.8327)/ 9.3728 x 100 ≒ 133.88(%)

よって「本田技研工業」の方が「負債比率」のみから見た場合、その値が低い( ≒ 返済余力が高い)ため安全性が高い。

算出は、以下の式を使用します。

負債比率(%) = 負債 ÷ 自己資本 × 100

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