まいにち診断士 2022/06/13
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
「東宝」と「東映」の売上高売上原価率を計算してみます。
問題
「東宝」と「東映」の2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「売上原価」は以下のとおりであった。
(東宝)売上高:191,948(百万円)、売上原価:123,485(百万円)
(東映)売上高:107,648(百万円)、売上原価:67,752(百万円)
上記条件内で「売上高売上原価率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。
答え
(東宝)123,485/ 191,948 x 100 ≒ 64.33(%)
(東映)67,752/107,648 x 100 ≒ 62.94(%)
よって「東映」の方が「売上高売上原価率」のみから見た場合、その値が低いため、収益性が高い。
ちなみに、
売上高売上原価率 + 売上高総利益率(粗利率)= 100% となるので、
「売上高総利益率」については、それぞれ以下のようになりますね。
(東宝)35.67(%)
(東映)37.06(%)
改めて、「売上原価率」が低い方が、「総利益率」が高くなるので良い、ことが分かります。