まいにち診断士 2022/06/15
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
「東宝」と「東映」の売上高経常利益率を計算してみます。
問題
「東宝」と「東映」の2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「経常利益」は以下のとおりであった。
(東宝)売上高:191,948(百万円)、経常利益:24,195(百万円)
(東映)売上高:107,648(百万円)、経常利益:18,716(百万円)
上記条件内で「売上高経常利益率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。
答え
(東宝)24,195/191,948 x 100 ≒ 12.60(%)
(東映)18,716/107,648 x 100 ≒ 17.39(%)
よって「東映」の方が「売上高経常利益率」のみから見た場合、その値が高いため、収益性が高い。
ちなみに、以前に計算した売上高営業利益率については以下のようになっていました。
(東宝) 11.69(%)
(東映)12.07(%)
よって営業利益率ではその差が、東映の +0.38(ポイント)であったのが、
経常利益率では、東映の +4.79(ポイント)と広がっており、
本業以外の収益の部分で、「東映」の方が収益性が高かったことが窺えますね。