まいにち診断士 2022/06/30

【2次試験対策】

本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。

ドラッグストア業界から「ウエルシアHD」と「ツルハHD」の固定比率を計算してみます。

問題

「ウエルシアHD」と「ツルハHD」の 2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「固定資産」および「自己資本」は以下のとおりであった。

(ウエルシアHD)
固定資産:219,794(百万円)
自己資本:179,491(百万円)

(ツルハHD)
固定資産:227,245(百万円)
自己資本:252,922(百万円)


上記条件内で「固定比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。

答え

(ウエルシアHD)219,794 / 179,491 x 100 ≒ 122.45(%)

(ツルハHD)227,245 /252,922 x 100 ≒ 89.85(%)


よって「ツルハHD」の方が「固定比率」のみから見た場合、その値が低いため、安全性が高い。

長期的に渡って使用される固定資産は、できるだけ返済の必要のない自社の資金(自己資本)で調達することが望ましいとされています。
よって固定比率が低い方が経営の安全性につながります。

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