まいにち診断士 2022/07/08
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「効率性分析」です。
Jリーグから「川崎フロンターレ」と「ガンバ大阪」の総資本回転率を計算してみます。
問題
「川崎フロンターレ」と「ガンバ大阪」の2022年1月期の決算書によれば、それぞれの「売上高」と「総資産」は以下のとおりであった。
(川崎フロンターレ)
売上高:6,982(百万円)
総資産:4,294(百万円)
(ガンバ大阪)
売上高:5,179(百万円)
総資産:1,859(百万円)
上記条件内で「総資本回転率」を計算し、その値のみで、どちらの効率性が高いか判断せよ。
答え
(川崎フロンターレ)6,982/ 4,294 ≒ 1.63(回)
(ガンバ大阪)5,179 / 1,859 ≒ 2.79(回)
よって「ガンバ大阪」の方が「総資本回転率」のみから見た場合、その値が高いため、効率性が高い。
この指標の計算式で分母となる総資本は「川崎フロンターレ」が「ガンバ大阪」の約2.3倍ですが、分子となる売上高は約1.3倍となっています。
よって「ガンバ大阪」の方が効率的に資本を使えていることになりますね。