まいにち診断士 2022/07/10
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
Jリーグから「川崎フロンターレ」と「ガンバ大阪」の固定比率を計算してみます。
問題
「川崎フロンターレ」と「ガンバ大阪」の2022年1月期の決算書によれば、それぞれの「固定資産」および「自己資本」は以下のとおりであった。
(川崎フロンターレ)
固定資産:2,013(百万円)
自己資本:2,418(百万円)
(ガンバ大阪)
固定資産:1,345(百万円)
自己資本:350(百万円)
上記条件内で「固定比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(川崎フロンターレ)2,013 / 2,418 x 100 ≒ 83.25(%)
(ガンバ大阪)1,345 /350 x 100 ≒ 384.29(%)
よって「川崎フロンターレ」の方が「固定比率」のみから見た場合、その値が低いため、安全性が高い。
この指標には、大きな差があると言ってよさそうですね。
長期的に渡って使用される固定資産は、できるだけ返済の必要のない自社の資金(自己資本)で調達することが望ましいとされています。
よって固定比率が低い方が経営の安全性につながります。