まいにち診断士 2022/07/14
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
下着業界から「ワコールHD」と「グンゼ」の売上高販管費率を計算してみます。
問題
「ワコールHD」と「グンゼ」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」と「販売費及び一般管理費」は以下のとおりであった。
(ワコールHD)
売上高:172,860(百万円)
販売費及び一般管理費:93,221(百万円)
(グンゼ)
売上高:124,314(百万円)
販売費及び一般管理費:32,734(百万円)
「売上高販管費率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。
答え
(ワコールHD)93,221 / 172,860 x 100 ≒ 53.93(%)
(グンゼ)32,734 / 124,314 x 100 ≒ 26.33(%)
よって「グンゼ」の方が「売上高販管費率」のみから見た場合、その値が低いため、収益性が高い。
この指標には差があると言って良さそうですね。