まいにち診断士 2022/01/02
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
「キリンHD」と「アサヒグループHD」の当座比率を計算してみます。
問題
「キリンHD」と「アサヒグループHD」の2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上債権」、「現金および預金」および「流動負債」は以下のとおりであった。
(キリンHD)売上債権:3721億4600万円、現金および預金:1616億6700万円、流動負債:7374億7500万円
(アサヒグループHD)売上債権:3789億2400万円、現金および預金:484億6000万円、流動負債:1兆6526億円
上記の与えられた数値のみで「当座比率」を計算し、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(キリンHD)(3721.4600 + 1616.6700)/7374.7500 x 100 ≒ 72.38(%)
(アサヒグループHD)(3789.2400 + 484.6000)/16526 x 100 ≒ 25.86(%)
よって「キリンHD」の方が「当座比率」のみから見た場合、その値が高い(換金性の高い当座資産で流動負債を賄えている)ため、安全性が高い。
この指標は、かなり差がついていますね。