まいにち診断士 2022/07/30
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
腕時計業界から「シチズン時計」と「セイコーHD」の流動比率を計算してみます。
問題
「シチズン時計」と「セイコーHD」の2021年度の有価証券報告書にによれば、それぞれの「流動資産」と「流動負債」は以下のとおりであった。
(シチズン時計)
流動資産:270,139(百万円)
流動負債:69,338(百万円)
(セイコーHD)
流動資産:154,786(百万円)
流動負債:154,413(百万円)
「流動比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(シチズン時計)270,139/69,338 x 100 ≒ 389.60(%)
(セイコーHD)154,786/154,413 x 100 ≒ 100.24(%)
よって「シチズン時計」の方が「流動比率」のみから見た場合、その値が高い( ≒ 短期的な支払い能力が高い)ため安全性が高い。
この指標には差があると言って良いですね。