まいにち診断士 2022/01/04
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
「キリンHD」と「アサヒグループHD」の自己資本比率を計算してみます。
問題
「キリンHD」と「アサヒグループHD」の2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「総資産」と「株主資本」は以下のとおりであった。
(キリンHD)総資産:2兆4593億円6300万円、株主資本:8385億円8400万円
(アサヒグループHD)総資産:4兆4393億円7800万円、株主資本:1兆5161億円2400万円
上記条件内で「自己資本比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(キリンHD)8385.84/24593.63 x 100 ≒ 34.10(%)
(アサヒグループHD)15161.24/44393.78 x 100 ≒ 34.15(%)
よって「アサヒグループHD」の方が「自己資本比率」のみから見た場合、その値が高いため、安全性が高い。
と言っても、この指標はほぼ同じですね。。
ですが、2社間の総資産および株主資本は、各々約1.8倍の差があることが興味深いですね。