まいにち診断士 2022/09/01

【2次試験対策】

本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。

筆記具業界から「パイロットコーポレーション」と「三菱鉛筆」の負債比率を計算してみます。

問題

「パイロットコーポレーション」と「三菱鉛筆」の 2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「流動負債」、「固定負債」および「自己資本」は以下のとおりであった。

(パイロットコーポレーション)
流動負債:39,126(百万円)
固定負債:1,680(百万円)
自己資本:101,054(百万円)

(三菱鉛筆)
流動負債:17,631(百万円)
固定負債:8,487(百万円)
自己資本:95,884(百万円)

上記条件内で「負債比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。



答え

(パイロットコーポレーション)
(39,126 + 1,680)/ 101,054 x 100 ≒ 40.38(%)

(三菱鉛筆)
(17,631 + 8,487)/ 95,884 x 100 ≒ 27.24(%)

よって「三菱鉛筆」の方が「負債比率」のみから見た場合、その値が低い(負債の返済余力が高い)ため、安全性が高い。

この指標には、差があると言って良さそうですね。

負債比率(%) = 負債 ÷ 自己資本 × 100 です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です