まいにち診断士 2022/01/12
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
「キリンHD」と「アサヒグループHD」の流動比率を計算してみます。
問題
「キリンHD」と「アサヒグループHD」の2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「流動資産」と「流動負債」は以下のとおりであった。
(キリンHD)流動資産:8665億4200万円、流動負債:7374億7500万円
(アサヒグループHD)流動資産:6890億8600万円、流動負債:1兆6526億円
「流動比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(キリンHD)8665.42/7374.75 x 100 ≒ 117.50(%)
(アサヒグループHD)6890.86/16525 x 100 ≒ 41.70(%)
よって「キリンHD」の方が「流動比率」のみから見た場合、その値が高い( ≒ 短期的な支払い能力が高い)ため安全性が高い。
この指標は、結構な差があります。