まいにち診断士 2022/11/05
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
回転ずし業界から「スシロー(FOOD & LIFE COMPANIES)」と「くら寿司」の固定比率を計算してみます。
問題
「スシロー」と「くら寿司」の有価証券報告書によれば、それぞれの「固定資産」および「自己資本」は以下のとおりであった。
(スシロー:2021年9月)
固定資産:247,159(百万円)
自己資本:63,569(百万円)
(くら寿司:2021年10月)
固定資産:69,525(百万円)
自己資本:48,238(百万円)
上記条件内で「固定比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(スシロー)
247,159 / 63,569 x 100 ≒ 388.80(%)
(くら寿司)
69,525 /48,238 x 100 ≒ 144.13(%)
よって「くら寿司」の方が「固定比率」のみから見た場合、その値が低いため、安全性が高い。
長期的に渡って使用される固定資産は、できるだけ返済の必要のない自社の資金(自己資本)で調達することが望ましいとされています。
よって固定比率が低い方が経営の安全性につながります。