まいにち診断士 2022/11/18
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
ファストフード業界から「日本マクドナルドHD」と「日本KFCHD」の当座比率を計算してみます。
問題
「日本マクドナルド HD(以下 マクドナルド)」と「日本KFC HD(以下 ケンタッキー)」の有価証券報告書によれば、それぞれの「当座資産」および「流動負債」は以下のとおりであった。
(マクドナルド:2021年12月)
当座資産:95,824(百万円)
流動負債:58,628(百万円)
(ケンタッキー:2022年3月)
当座資産:28,047(百万円)
流動負債:16,693(百万円)
上記条件内で「当座比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いかを判断せよ。
答え
(マクドナルド)
95,824 / 58,628 x 100 ≒ 163.44(%)
(ケンタッキー)
28,047 / 16,693 x 100 ≒ 168.02(%)
よって「ケンタッキー」の方が「当座比率」のみから見た場合、その値が高い( ≒ 借入の返済に十分な資金が用意されている)ため安全性が高い。
「当座比率」= 「当座資産(流動資産の中でも「現金」や「短期間で容易に現金化できる資産」)」 ÷ 「流動負債」 × 100 です。