まいにち診断士 2022/11/19
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
ファストフード業界から「日本マクドナルドHD」と「日本KFCHD」の固定比率を計算してみます。
問題
「日本マクドナルド HD(以下 マクドナルド)」と「日本KFC HD(以下 ケンタッキー)」の有価証券報告書によれば、それぞれの「固定資産」および「自己資本」は以下のとおりであった。
(マクドナルド:2021年12月)
固定資産:157,218(百万円)
自己資本:194,222(百万円)
(ケンタッキー:2022年3月)
固定資産:17,799(百万円)
自己資本:26,750(百万円)
上記条件内で「固定比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(マクドナルド)
157,218 / 194,222 x 100 ≒ 80.95(%)
(ケンタッキー)
17,799 /26,750 x 100 ≒ 66.54(%)
よって「ケンタッキー」の方が「固定比率」のみから見た場合、その値が低いため、安全性が高い。
長期的に渡って使用される固定資産は、できるだけ返済の必要のない自社の資金(自己資本)で調達することが望ましいとされています。
よって固定比率が低い方が経営の安全性につながります。