まいにち診断士 2022/12/30
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
農業業界から「ホクト」と「雪国まいたけ」の固定比率を計算してみます。
問題
「ホクト」と「雪国まいたけ」の有価証券報告書によれば、それぞれの「固定資産」および「自己資本」は以下のとおりであった。
(ホクト:2022年3月)
固定資産:77,832(百万円)
自己資本:54,509(百万円)
(雪国まいたけ:2022年3月)
固定資産:26,361(百万円)
自己資本:10,471(百万円)
上記条件内で「固定比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(ホクト)
77,832 / 54,509 x 100 ≒ 142.79(%)
(雪国まいたけ)
26,361 /10,471 x 100 ≒ 251.75(%)
よって「ホクト」の方が「固定比率」のみから見た場合、その値が低いため、安全性が高い。
この指標には、差があると言って良さそうですね。
長期的に渡って使用される固定資産は、できるだけ返済の必要のない自社の資金(自己資本)で調達することが望ましいとされています。
よって固定比率が低い方が経営の安全性につながります。