まいにち診断士 2022/01/21
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「効率性分析」です。
「日清食品 HD」と「東洋水産」の総資本回転率を計算してみます。
問題
「日清食品 HD」と「東洋水産」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「総資産」と「売上高」は以下のとおりであった。
(日清食品 HD)総資産:6635億3000万円、売上高: 5061億700万円
(東洋水産)総資産:4260億7100万円、売上高:4175億1100万円
上記条件内で「総資本回転率」を計算し、その値のみで、どちらの効率性が高いか判断せよ。
答え
(日清食品 HD)5061.07/6635.30 ≒ 0.76(回)
(東洋水産)4175.11/4260.71 ≒ 0.98(回)
よって「東洋水産」の方が「総資本回転率」のみから見た場合、その値が高いため、効率性が高い。
総資産は、日清食品 HDが東洋水産の 約1.6倍 高いですが、
売上高の方は 約1.2倍 の差に縮まっています。