まいにち診断士 2022/01/24
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
「日清食品 HD」と「東洋水産」の流動比率を計算してみます。
問題
「日清食品 HD」と「東洋水産」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「流動資産」と「流動負債」は以下のとおりであった。
(日清食品 HD)流動資産:2291億1700万円、流動負債:1606億5000万円
(東洋水産)流動資産:2353億9800万円、流動負債:552億7000万円
「流動比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(日清食品 HD)2291.17/1606.5 x 100 ≒ 142.62(%)
(東洋水産)2353.98/552.7 x 100 ≒ 425.91(%)
よって「東洋水産」の方が「流動比率」のみから見た場合、その値が高い( ≒ 短期的な支払い能力が高い)ため安全性が高い。
この指標では、流動資産の差が小さい一方で流動負債に約 3 倍の差があり、結果として流動比率も約 3 倍の差がついていますね。