まいにち診断士 2022/02/02
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
「武田薬品工業」と「アステラス製薬」の自己資本比率を計算してみます。
問題
「武田薬品工業」と「アステラス製薬」の 2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「総資産」と「株主資本」は以下のとおりであった。
(武田薬品工業)総資産:12兆9122億9300万円、株主資本: 5兆1730億3700万円
(アステラス製薬)総資産:2兆2736億2800万円、株主資本:1兆3861億1500万円
上記条件内で「自己資本比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(武田薬品工業)51730.37/129122.93 x 100 ≒ 40.06(%)
(アステラス製薬)13861.15/22736.28 x 100 ≒ 60.96(%)
よって「アステラス製薬」の方が「自己資本比率」のみから見た場合、その値が高いため、安全性が高い。
「武田薬品工業」は、相対的に、他人資本で総資産を大きくしていますね。