まいにち診断士 2022/02/04
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「効率性分析」です。
「武田薬品工業」と「アステラス製薬」の総資本回転率を計算してみます。
問題
「武田薬品工業」と「アステラス製薬」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「総資産」と「売上高」は以下のとおりであった。
(武田薬品工業)総資産:12兆9122億9300万円、売上高: 3兆1978億円
(アステラス製薬)総資産:2兆2736億2800万円、売上高:1兆2495億円
上記条件内で「総資本回転率」を計算し、その値のみで、どちらの効率性が高いか判断せよ。
答え
(武田薬品工業)31978/129122.93 ≒ 0.25(回)
(アステラス製薬)12495/22736.28 ≒ 0.55(回)
よって「アステラス製薬」の方が「総資本回転率」のみから見た場合、その値が高いため、効率性が高い。
アステラス製薬の方が、規模は小さいですが総資本回転率は約2倍高いですね。