まいにち診断士 2021/11/17
本日も、キャッシュフローを計算する問題です。
2次試験、事例Ⅳの設問1で問われるレベルの問題です。
問題
食品スーパーマーケット事業を中核として展開する企業であるD社は、2022年度期首に現在使用しているセミセルフレジ 100台をすべてフルセルフレジへ更新することを考えている。レジを更新した際の、減価償却費の変動による節税効果で生じるキャッシュフローを以下の条件の下で計算せよ。
(現在使用しているセミセルフレジ)
・購入額 100万円/台
・定額法による減価償却(耐用年数5年)
・購入時期:2018年度期首
(導入を検討しているフルセルフレジ)
・購入額 210万円/台
・定額法による減価償却(耐用年数6年)
・購入時期:2022年度期首
(利益に対する税率)
・30%
(令和3年 2次試験 事例Ⅳ 第2問 設問1 の一部を抜粋・表記変更)
答え
{ 210(万円/台)x 100(台)÷ 6(年)ー 100(万円/台)x 100(台)÷ 5(年)}× 0.3 = 450(万円)
新旧の減価償却費の差を算出し、そこに税率を掛ければ算出できます。
減価償却費 = 費用 が上昇したことから、利益が減少した分に節税効果が生まれ、キャッシュフローが増加しています。