まいにち診断士 2022/03/08
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
「ANA ホールディングス」と「日本航空」の流動比率を計算してみます。
問題
「ANA ホールディングス」と「日本航空」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「流動資産」と「流動負債」は以下のとおりであった。
(ANA ホールディングス)流動資産:1兆2263億円、流動負債:5034億円
(日本航空)流動資産:5678億円、流動負債:4769億円
「流動比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(ANA ホールディングス)12263/5034 x 100 ≒ 243.60(%)
(日本航空)5678/4768 x 100 ≒ 119.06(%)
よって「ANA ホールディングス」の方が「流動比率」のみから見た場合、その値が高い( ≒ 短期的な支払い能力が高い)ため安全性が高い。
この指標では、約2倍の差がついていますね。