まいにち診断士 2022/03/10
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
「ANA ホールディングス」と「日本航空」の総資本経常利益率を計算してみます。
問題
「ANA ホールディングス」と「日本航空」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「総資産」および「経常利益」は以下のとおりであった。
(ANA ホールディングス)総資産:3兆2078億円、経常利益:ー4513億円
(日本航空)総資産:2兆1072億円、経常利益:ー4040億円
上記条件内で「総資本経常利益率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いかを判断せよ。
答え
(ANA ホールディングス)ー4513/ 32078 x 100 ≒ ー14.07(%)
(日本航空)ー4040/ 21072 x 100 ≒ ー19.17(%)
よって「ANA ホールディングス」の方が「総資本経常利益率」のみから見た場合、その値が高いため収益性が高い。
といっても、どちらも赤字のため苦しい状況ですね。