まいにち診断士 2022/03/24
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
「カーブス HD(カーブス)」と「Fast Fitness Japan(エニタイムフィットネス)」の負債比率を計算してみます。
問題
「カーブス HD(カーブス)」と「Fast Fitness Japan(エニタイムフィットネス)」の2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「流動負債」、「固定負債」および「自己資本」は以下のとおりであった。
(カーブス HD)流動負債:89億2987万円、固定負債:181億9138万円、自己資本: 91億6360万円
(Fast Fitness Japan)流動負債:48億5308万円、固定負債:81億1169万円、自己資本:81億2877万円
上記条件内で「負債比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(カーブス HD)(89.2987 + 181.9138)/ 91.636 x 100 ≒ 295.97(%)
(Fast Fitness Japan)(48.5308 + 81.1169)/ 81.2877 x 100 ≒ 159.49(%)
よって「Fast Fitness Japan」の方が「負債比率」のみから見た場合、その値が低い(負債の返済余力が高い)ため、安全性が高い。
負債比率(%) = 負債 ÷ 自己資本 × 100 です。