モデル化とシミュレーション
コンピュータを用いて問題解決を図る際の一つの手法として、「モデル化」と「シミュレーション」があります。
「モデル化」:物事の本質的な部分だけを残して、単純化・抽象化すること。単純化・抽象化されたものを「モデル」と呼びます。
「シミュレーション」:「モデル」を用いて行う実験のこと
モデルの種類
モデルには様々な種類があります。
「物理モデル」:実物を模したモデル。実際の形を目にしたり利用することで、問題解決の一助とします。
(例)・モデルルーム(実物モデル):実物そのものを作成するモデル。実物大の模型と考えると理解しやすいかもしれません。
・分子模型(拡大モデル):実物を拡大したモデル。
・ミニカー(縮小モデル):実物を小さく表現したモデル。
「論理モデル」:数式や論理式、さらには図などで現象や手続き等を表現したモデル。
(例)・数式モデル:理想気体の状態方程式 PV = nRT など事象を数式で表したモデル。
・図的モデル: 列車の路線図など、要素の関係を図で表したモデル。
(つづく)