Raspberry Pi で照度を測定する(TSL25721を使って)
ラズベリーパイで 「TSL25721」 というセンサーを使って照度を測定する方法を、初学者向けに、初学者が紹介していきます。
0. TSL25721の購入
「TSL25721」は、「秋月電子通商」などで購入できます。
そのお値段、何と \500(税込)!
とてもお安く感じるのは気のせいなのでしょうか?
1. ハンダ付け
のっけから、緊張する作業がはじまります。ハンダ付け。。
とりあえず、ピンの数と基盤の穴の数が同じなので、付属の取説の写真を参考にハンダ付けしてみます。
とりあえず、その変にあったスポンジにピンを刺して固定して、
何とかできたのでしょうか?
2. ラズベリーパイとの接続
続いての作業は、ラズベリーパイとセンサーモジュールの接続です。
つなぎ方については、秋月電子通商さんが HP にアップして下さっているのでそれを参考に接続します。
こちら https://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-15536/ のページの「サンプルソース」の部分をクリックすると、ダウンロードすることができます。
ダウンロードしたフォルダ内の「raspberrypi」のフォルダの中に、「layout.png」という写真があります。
接続を終えたら、「ラズベリーパイ」で認識されているかを確認してみます。
今回の照度センサーモジュールは、I2C(アイ スクエア シー と呼ぶらしい)という方式で通信を行うそうなので、
以下の写真のように、「LXTerminal」で、以下のコマンドを打ち込めば、接続状況が確認できるようです。
sudo i2cdetect -y 1
私の場合は以下の写真のように出力されました。
39番に認識されているようです。ちなみに 45番は先に接続していた温湿度センサーモジュール(SHT31)です。
ハンダ付けも含めて、接続がうまくいったようなので一安心です。
3. 測定
さて、いよいよ測定です。
こちらも、上で紹介した秋月電子通商さんホームページからダウンロードしたフォルダ内の、「raspberrypi」のフォルダの中に「TSL2572.py」という、python で書かれたプログラムがありますので、これを実行すれば測定できます。
手順としては、
・ラズベリーパイで、 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-15536/ にアクセスして、
・ダウンロードした「TSL2572.py」という名前のファイルを、任意の場所に置く。
私の、場合は「Desktop」に置きました。
・そして、「LXTerminal」で、「TSL2572.py」を置いたディレクトリ(フォルダ)に移動して、以下のコマンドで実行する。
python3 TSL2572.py
うまく行けば、測定値が次々と表示されていくかと思います。
ちなみに、この「TSL2572.py」を実行すると、基本的に 0.2秒間隔で測定がずっと続きます。
よって、測定を終了したい場合は、実行している「LXTerminal」がアクティブになっている状態で、キーボードで「control(ctrl) 」と 「c」 を同時に押しましょう。そうすれば「KeyboardInterrupt」と表示されてプログラムが停止します。
また、測定間隔を変更したい場合は、「TSL2572.py」内の最後の行に、
time.sleep(0.2)
という記述があります。
ここで 0.2秒を定めていますので、お好きな秒数を設定しましょう。
以上が、ラズベリーパイで 「TSL25721」 というセンサーを使って照度を測定する方法の紹介でした。
お役に立てれば幸いです。